FEMメッシュの出力方法

対象

この文書は以下の製品について書かれています。

概要

D'sNAPによるFEMメッシュの出力方法を示します。D'sNAPではFEMメッシュの出力は、以下のように複数用意されています。

  • メッシュジェネレータを用いて出力
  • レポート出力ツールプログラムを用いて出力
  • ポストプログラムを用いて出力
  • 計算用の入力データ

編集に使用しているFEMメッシュと実際の計算に使用しているFEMメッシュは節点・要素番号が異なる場合があります。 ソルバーによって仕様が異なりますので、ソルバーごとに内容が異なります。例えば、計算前に節点番号のリナンバリングを行うソルバーや、 未使用節点・要素が許容されないソルバーは、使用する節点・要素のみでメッシュが再構築されます。 前者は、ソルバーで処理されます。後者は、プレプログラムで処理されます。

メッシュジェネレータを用いて出力

D'sNAPメッシュジェネレーターの[ツール]-[インポート]メニューを選択し、FEMメッシュを出力します。

このメッシュは計算に使用する前のメッシュです。

レポート出力ツールプログラムを用いて出力

D'sNAPメイン画面にある[ツール]-[レポート出力]を選択すると、レポート出力画面が表示されます。

レポート出力の[ツール]-[計算結果出力]を選択すると、FEMメッシュおよび、計算結果が出力されます。

このメッシュは実際の計算に使用されたメッシュです。

ポストプログラムを用いて出力

以下のテキストファイルを作成し、ポストプログラム(PostForm.exe)にコマンドラインで渡します。 デスクトップにポストプログラムのショートカットを作成し、ファイルをドラッグする操作も同じです。

コマンドラインに渡すファイルにある「Case-1.dbn」は、実際に使用するDbnファイルにする必要があります。 Dbnファイルがあるフォルダと同じフォルダにない場合には、Dbnファイルにパスを記述しなければなりません。

コマンドラインに渡すファイル

#DBNOUT10
#
BASIC
  DBNFILE  Case-1.dbn        # DBNファイル名
END
#
#[mesh-]プレフィックスがDBNファイル名に付加されtxtファイルとして出力されます。
# Flag  1=出力します。 2=要素データに物性番号を付加して出力します。
ExportMeshFile  2
#

このメッシュは実際の計算に使用されたメッシュです。最終ステップの状態における物性番号を出力することができます。

計算用の入力データ

計算実行時に拡張子がdacのファイルが生成されます。このファイルは、ソルバーの入力データファイルになります。

このファイルには、計算に必要な全ての情報が含まれています。各計算ステップの物性番号などが必要な場合は、このファイルを使用します。