半自動工程データ作成
対象
この文書は以下の製品について書かれています。この機能は、D'sNAP version7.0以降に対して有効です。
概要
D'sNAPで作成する工程データを半自動的に作成するプログラムです。
圧密変形解析ソルバーは、主に載荷、掘削問題に関するデータを作成します。浸透流解析ソルバーは、「河川堤防の構造検討の手引き(改訂版)(財)国土技術研究センター平成24年2月」
に示されている河川堤防の浸透流解析に関するデータを作成します。
対応しているソルバーは、工程データメイン画面の[ツール]メニューに[半自動工程データ作成]が追加されます。
定義ファイル
D'sNAPインストール先のbinフォルダに定義ファイルDsnapSemiAutoProcess.defがあります。各ソルバーに応じた内容を記述する定義ファイルです。定義ファイルの内容は、
定義ファイル内に説明書きがあります。この定義ファイルに定義されたソルバーに対して半自動工程データ作成が有効になります。
操作方法
操作方法は、以下の通りです。
- 工程データメイン画面にあるデータを入力します。
- 定義ファイルにある規則に従った名称(領域名、物性名、工種名)にすると、より多くのデータが自動的に作成されます。
- [ツール]-[半自動工程データ作成]を実行します。
- 工程データ詳細データが作成されます。
実行例
Difによる盛土載荷解析の実行例を以下に示します。
実行前
下画面の工程データから詳細データを作成した例を示します。実行前は詳細データは入力されていない状態です。
[工程データメイン画面]
実行後
実行後の詳細データは、下画面の通りです。この例では全てのデータが作成されています。分布荷重などは必要に応じて入力します。
[工程データ詳細画面(Stage-1)]
[工程データ詳細画面(Stage-4)]