Dif version 12.0 バージョンアップ

概要

Dif version 11.0から12.0へバージョンアップをしました。主な改良内容を以下に示します。

  • D’sNAP version8.0への対応
  • メッシュ規模の拡張
  • 圧密特性アプリケーション追加
  • 慣用法モデルの非表示
  • 水中掘削機能
  • ジョイント要素改良その2

D’sNAP version8.0への対応

D’sNAP version8.0へ対応しました。Dif SSRFEMについても計算の効率化に関する部分の改良を行っています。 その他、Dif以外の付属ソフトについても幾つか改良が行われています。

メッシュ規模の拡張

20000節点の制限を30000節点までとしました。

圧密特性アプリケーション追加

圧密特性アプリケーションを追加しました。従来の圧密特性アプリケーションは、慣用法モデルの入力も兼ねていましたが、 慣用法モデルの入力を省いたシンプルなアプリケーションを用意しました。

慣用法モデルの非表示

D’sNAPの初期バージョンには慣用法による沈下計算用のソルバーが用意されていましたが、 慣用法計算によるソルバーは現在では販売されていません。 このため慣用法で使用する力学モデルを非表示にしました。

水中掘削機能

掘削は全応力が掘削されることから水中掘削の場合は、工程データ詳細設定により 水圧相当の荷重を逆向きに作用させる必要がありましたが、 掘削相当外力を有効応力にする機能を追加しました。

ジョイント要素改良その2

引張破壊後の応力遮断を考慮できるオプションを追加しました。