下負荷面

概要

下負荷面は現応力点を通る席降伏面に相似な面で定義され、下図のように表現されます。

降伏面

降伏面イメージ図

下負荷面を導入することによって追加されるパラメータは1つのみで値の範囲は、0.0 < m ≤ ∞となります。mを∞に近づけることによって従来の構成式に帰着します。実際にはある程度大きな値でほぼ帰着します。ソフトウェアの仕様としては、値を0.0とすることで従来の構成式となり、下負荷面を考慮しない処理を行います。

パラメータを変化させた際の応力経路イメージは次節等体積せん断試験の例(単純載荷)を参照してください。

等体積せん断試験の例(単調載荷)

以下に単調載荷における等体積せん断試験の例を示します。

σm'?σ1-σ3関係図(その1)

σm'?σ1-σ3関係図(その1)

σm'?σ1-σ3関係図(その2)

σm'?σ1-σ3関係図(その2)

ε?σ1-σ3関係図(その1)

ε?σ1-σ3関係図(その1)

等体積せん断試験の例(繰り返し載荷)

以下に繰り返し載荷における等体積せん断試験の例を示します。

σm'?(σy'-σx')÷2 関係図(下負荷面なし)

σm'?(σy'-σx')÷2 関係図(下負荷面なし)

σm'?(σy'-σx')÷2 関係図(下負荷面あり)

σm'?(σy'-σx')÷2 関係図(下負荷面あり)

σm'? Pore water pressure(下負荷面なし)

σm'? Pore water pressure(下負荷面なし)

σm'? Pore water pressure(下負荷面あり)

σm'? Pore water pressure(下負荷面あり)

単純せん断試験の例(繰り返し載荷)

以下に繰り返し載荷における単純せん断試験の例を示します。

σm'?q÷2関係図(下負荷面なし)

σm'?q÷2関係図(下負荷面なし)

σm'?q÷2関係図(下負荷面あり)

σm'?q÷2関係図(下負荷面あり)

σm'?Pore water pressure(下負荷面なし)

σm'?Pore water pressure(下負荷面なし)

σm'?Pore water pressure(下負荷面あり)

σm'?Pore water pressure(下負荷面あり)

σm'?γ(下負荷面なし)

σm'?γ(下負荷面なし)

σm'?γ(下負荷面あり)

σm'?γ(下負荷面あり)