定義ファイルのツールプログラム設定
概要
D'sNAPへのツールプログラム設定方法を示します。D'sNAPからツールプログラムを起動することができます。 D'sNAPで読み込んだプロジェクトファイルは、ツールプログラムに引き渡されます。 (ツールプログラムがD'sNAPのプロジェクトファイルを使用する場合)
ご注意
ここで示す操作はソフトウェアの動作を変更するものです。不慮の事態に備えて事前に対象となるファイルのバックアップを確保するなど、必ず現状復帰のための手段を用意してください。
また、環境により管理者権限を要求される場合があります。その際にはあくまで自己責任において操作を行ってください。
D'sNAP.iniファイル編集
ここで示す定義ファイルはすべてD'sNAPのインストール先フォルダ以下のIncludeフォルダに格納されています。
定義ファイルはすべて文字コードはShift-JIS(cp932)、改行コードはCRLFです。
DsNAP.iniの内容を確認する
テキストエディターでDsNAP.iniを開き、内容を確認します。DsNAP.iniは、利用可能なソルバーの情報とそのデータ形式・データ編集コンポーネントを規定するファイルです。
対象とするソルバーにあるOPTIONSの次の行からツールプログラムを指定することができます。&メニューラベル、実行ファイル名、0を記述するとツールプログラムをD'sNAPから起動できるようになります。
実行ファイルは、D'sNAPインストール先binフォルダに格納しておく必要があります。
DsNAP.ini(編集前)
COMP "Dif SI" 12.00 "Digital Soil" 1992-2025 3
INCLUDE
BSC "DifSIBsc.ini" "BasicForm.exe" Basic
MAT "DifSIMat.ini" "MaterialForm.exe" Material
MSH "" "MeshForm.exe" Mesh
CNS "DifCns.ini" "ProcessForm.exe" Process
CALCULATION
1 CalculationForm.exe DifPre40.exe DifFem40.exe
POST PROCESSOR
"PostForm.exe" dbn
OPTIONS
"&dsarc..." DsArcForm.exe 0
"&SLA編集..." StaticLiquefactionForm.exe 0
"&レポート出力..." ReportForDsnapForm.exe 0
"&DbnToFemFile..." DbnToFemFile.exe 0
HELPDOCUMENT
"Dif"
DsNAP.iniのOPTIONS(編集後 2つのツールプログラムを追加)
OPTIONS
"&dsarc..." DsArcForm.exe 0
"&SLA編集..." StaticLiquefactionForm.exe 0
"&レポート出力..." ReportForDsnapForm.exe 0
"&DbnToFemFile..." DbnToFemFile.exe 0
"&D'sNAPパラメトリックスタディー..." DsnapParametricStudy.exe 0
"&地盤改良幅自動作成..." ImprovementSizeAuto.exe 0
結果を確認する
変更を保存した後、指定したソルバーのプロジェクトを開きます。D'sNAPの[ツール]メニューに追加したツールプログラムのメニューラベルが追加されます。 このメニューを選択すると、追加したツールプログラムが起動します。