Dif for D'sNAP(旧 Dif System)過去のバージョンアップ情報

Dif for D'sNAP version 10.0

version 10.0までの改良

新しい力学モデルとしてFLIPDIS(FLIP の後処理プログラム)に採用されている間隙水圧比の指数関数モデルV2をサポートを追加しました。 せん断強度低減法に要素ごとの強度設定および、過剰間隙水圧付加を追加しました。強度のバラツキを考慮した解析を行うことができます。

Dif for D'sNAP version 9.0

version 9.3までの改良

新しい力学モデルとしてECモデルを追加しました。せん断強度低減法に間隙水圧を考慮できるように改良を行いました。

Dif for D'sNAP version 8.1

version 8.1までの改良

液状化判定式が一部改訂になり、静的FEM液状化解析に関する対応を行いました。

Dif for D'sNAP version 7.3

version 7.3までの改良(version7.0からのマイナーバージョンアップ)

version7.0からのマイナーバージョンアップです。このバージョンから64ビット版ソルバーを配布しております。

せん断強度低減法

せん断強度低減法は全応力解析手法であり、斜面の強度定数を徐々に低減し、斜面全体が崩壊した時点で全体安全率を定義する方法です。 ソルバーはDif for D'sNAP version 7.3 を用いています。入力データ作成部は、Dif for D'sNAP と区別しました。

高性能要素

4節点の4角形要素で曲げ変形に対応できる高性能要素を導入しました。

マクロエレメント

マクロエレメント法は、バロンの近似式と等価な圧密速度を要素ごとに計算しますので、ドレーン全体の圧密速度が近似され、放射状の間隙水の流れが疑似的に考慮されます。

Dif for D'sNAP version 6.2

計算速度の改善

Koiterの流れ則の導入に伴い非対称剛性マトリクスを解く必要が生じました。それに伴い計算速度の改善を行いました。

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Koiterの流れ則

降伏関数を圧縮側と伸張側に分割し、Koiterの流れ則を用いて塑性ひずみを算出します。K0ライン付近にKoiterの流れ則を導入することで塑性ひずみの発生に滑らかさを持たせます。

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Dif Frame

Dif Frame は2次元フレーム計算用のソフトウェアで、ソルバー部分にはDif for D'sNAP version 6.0 を用いています。

Dif for D'sNAP version 5.3

断面2次元静的FEMによる自重変形法をサポート

平成19年3月に国土交通省河川局のホームページに河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説が掲載されました。ここには有限要素法を用いた自重変形もしくは流体力学に基づく永久変形解析法によって照査する方法が示されています。

本製品では前者のFEMによる自重変形法による解析を行うことが可能です。

協賛 有限会社 緒方調査設計事務所(電話 0930-24-8663)
関口・太田モデルに下負荷面を導入

従来のモデルでは過圧密領域は非線形弾性で取り扱う仕様になっておりましたが、この機能を導入することにより過圧密領域の取扱いを適切に処理できるようになりました。これにより過圧密領域から正規圧密領域へのなめらかな応力経路の移行、およびサイクリックロードによるひずみの蓄積を表現できます。

Dif for D'sNAP version 4.0

安定解析機能

FEM圧密解析と安定解析を同時に実行可能となりました。

浮力考慮

埋め立て・盛土などにおける変形に伴う浮力発生を考慮しました。

物体力

地震力などの物体力をサポートしました。

Dif for D'sNAP version 3.0

新アルゴリズム搭載

これまでと比べ約6~10倍(当社比)の処理にかかる時間を短縮します。

大容量化

最大10000節点・要素のメッシュ規模までサポートします。

リスタート機能

前回の結果を利用して計算を途中からやりお直すことができます。